カトラリーのおすすめ人気ランキング

洋食には欠かせないナイフやフォークやスプーン。これらの総称をカトラリーと呼びます。パスタには「フォークとスプーン」、ステーキには「フォークとナイフ」といったように同時に使う機会も多いカトラリー。カトラリーを揃えると見た目がおしゃれになり食事も楽しくなります。ここではカトラリーのおすすめブランドをご紹介します。

カトラリーの歴史

おすすめブランドをご紹介する前にカトラリーの歴史について軽く触れておきたいと思います。

 

カトラリーには銀製の高級なものがあります。銀が用いられる理由として、中世ヨーロッパにおいて王位継承者に対する毒殺が横行し、特に無味無色無臭のヒ素がよく使われていました。当時は料理を盛り付けた時に銀食器が黒色に変化することでヒ素の混入を検知していました。これはヒ素の精製技術が未熟だったために混入した硫黄が銀と反応して黒色の硫化銀を生じるためです。しかし、ヒ素と銀は直接反応しないため、純度の高いヒ素が使われた場合には検知できません。
また、一度に大量のヒ素を盛ったのではすぐに毒殺であることがバレてしてしまうので、毎日の食事に少しずつ混ぜることでヒ素中毒に至らしめ、病死のようにみせかける使い方がされていました。
このように、銀食器は元々は毒殺避けでしたが、王侯貴族の食卓で永らく使われていたことから高級食器の代表として扱われるようになり、現在でも世界各国の大使館、公邸、一流ホテルやレストランなどで広く使われています。中世ヨーロッパでは、スズを主成分とする合金であるピューター(しろめ)が銀食器に次ぐ高級食器に使われ、カトラリーは鉄製が一般的でした。19世紀以降は、銀などの代用品としてニッケルシルバー(洋白)が大量に使われるようになり、現代では流通するカトラリーの大半はステンレス鋼製です。

厳選ランキング!おすすめカトラリーブランドTOP10

カトラリーブランドのおすすめ人気ランキングをご紹介いたします。お気に入りのカトラリーを見つけてみてください。

 

1位:CHRISTOFLE(クリストフル)


ラグジュアリーでエレガントなシルバーウェア(金属洋食器)の代名詞ともいわれるCHRISTOFLE(クリストフル)。1830年の創業以降、マリー・アントワネット、ルイ・フィリップ1世、ナポレオン3世、ピウス9世(ローマ教皇)など高貴な人々を次々と虜にし、現在では世界各国の王室、大使館、公邸、一流ホテルやレストランなどで愛用され、フランスが世界に誇るブランドになりました。
クリストフルのカトラリーの素材はスターリングシルバー、クリストフルシルバー、ステンレススチールの3種類があります。
スターリングシルバーは、純銀製で銀の含有率が1000分の925という最高品質、全て受注生産となっている特別な品物です。
クリストフルシルバーは、銀メッキで洋銀(亜鉛・銅・ニッケルの合金)の上に一般の銀メッキの10倍以上の平均44ミクロンの上質な純銀を厚くかけています。だからこそ、子の代、孫の代と、何代にも渡り使用できるのです。
ステンレススチールは、丈夫でお手入れが簡単です。スターリングシルバーやクリストフルシルバーのような刻印は入りません。ナイフにのみ「Christfle」のロゴが入ります。また、製造アイテムが絞られています。

 

2位:Kay Bojesen(カイ・ボイスン)


1886年生まれのデンマーク人、Kay Bojesen(カイ・ボイスン)が1938年にデザインしたカトラリー。1951年にイタリアで開催されたミラノ芸術展にてグランプリを獲得し、製品が発売されると、デンマーク中で大きな反響を呼び起こすこととなりました。発売開始から60年以上経った今でも世界各国のデンマーク大使館やデンマーク王室御用達として、デンマークの人々だけでなく世界中の人々に愛用され続けています。1991年からステンレスカトラリーは新潟県燕市で製造され世界中に送り出されています。カトラリーは全28種類、マット加工仕上げとミラー仕上げの2パターンです。

 

3位:Cutipol(クチポール)


ポルトガルのカルダス・ダス・タイパスという閑静な町に工場をもつカトラリーブランド、Cutipol(クチポール)社。1920年代に設立されヨーロッパ・北米を中心に世界中に知られる企業です。人間工学と最新テクノロジーを取り入れ考えられたデザインは、機能性と現代的なセンスが見事に融合され、その美しさが目を引きます。定番商品であるGOA、MEZZO、VARIO、DUNAを筆頭に多数のシリーズを展開しております。中でも流行りの北欧調の食器やテーブルと相性がいいGOAシリーズは日本でも人気です。

 

4位:SUNAO(スナオ)

 


大阪を拠点に、家具・空間・プロダクト・グラフィックのデザインから食、アートにわたってさまざまなクリエイティブ活動を展開する「graf」がデザイン、新潟県燕市の「燕振興工業株式会社」の製造で誕生したカトラリーシリーズ「SUNAO」。言葉の響きから想像・連想させるイメージ、日本の食卓に合うカトラリーをコンセプトにデザインされました。日本人の手に合うサイズ、今の日本の食生活で箸と並ぶことを前提にすこし小ぶりになっています。

 

5位:YAMACO(山崎金属工業)


世界でも有数の金属洋食器の産地である新潟県燕市に名を連ねる山崎金属工業のYAMACO。1991年にストックホルムで行われたノーベル賞創設90周年を記念する晩餐会で使用するのノーベルデザインカトラリーを製作し、今日まで毎年、その華やかな晩餐会のテーブルを彩り続けています。また、ヨーロッパの有名ブランド「GEORG JENSEN(ジョージ ジェンセン)」や「WMF(ダブリュー・エム・エフ)」や「HENCKELS(ヘンケルス)」等のOEMメーカーとしても高い信頼を得ており、その品質とデザインは、各界から絶賛の声を受けています。ホテルやレストランに使用されている本格派の洋白銀器、おもてなしに最適なエレガントライン、どんな食器にも合わせやすいシンプルライン、遊び心いっぱいのカジュアルラインの4カテゴリーをメインに展開されています。

 

6位:HACKMAN(ハックマン)


北欧フィンランド生まれのキッチンウェアブランド、HACKMAN(ハックマン)。フィンランドを代表する人気キャラクター「ムーミン」が描かれたムーミンシリーズのカトラリーは日本でも人気を集めています。また、フィンランドの家庭では日用品として親しまれているサボニアシリーズは北欧食器で人気、グループ会社イッタラのティーマにもよく合います。

 

7位:柳宗理


日本を代表するプロダクトデザイナー、柳宗理。ステンレスボールやパンチングストレーナー、フライパンに鍋など実用的で美しいフォルムのキッチン用品が人気を集めていますがカトラリーも例外ではありません。使い心地を追求した形で、口の形に合わせたスプーンとフォークの曲線。切って塗るを無理なく振る舞うナイフ。用途に合わせて設計された食べるための道具として使えば使うほど完璧なカトラリーと実感できます。

 

8位:LUCKYWOOD(ラッキーウッド)


1868年創業の老舗ブランド、LUCKYWOOD(ラッキーウッド)。数多くのグッドデザイン賞、ロングライフデザイン賞に輝く日本のトップブランドです。受賞シリーズである「オルレアン」「カンバーランド」「ティアラ」「バルセロナ」「フレンチアクセント」「ベニス」を筆頭に多彩なラインナップで食卓をおしゃれに演出してくれます。

 

9位:iittala(イッタラ)


1881年に森と湖の国フィンランドの大自然の中でガラス製品製造メーカーとして誕生したiittala(イッタラ)。現在ではイッタラグループは、アラビア、ハックマン、イッタラ、ボダノバ、ホガナス・ケラミク、ロールストランド、ホヤング・ポラリスなど、多くの企業を子会社として従えます。世界的な建築家・デザイナーのアントニオ・チッテリオとパートナーであるグレン・オリバー・ロウによって1998年に発表されたカトラリー、Citterio98(チッテリオ98)はティーマと相性がよく絶大な人気を誇る定番カトラリーです。

 

10位:ALFACT(荒澤製作所)


1923年に新潟県燕市で高級金属洋食器製造の創業に始まった、ALFACT(荒澤製作所)。新潟県燕市物産デザインコンクールにて通商産業大臣賞受賞を複数回受賞し、世界に誇る金属洋食器の生産地をけん引し続けています。